液体のり有能説
どうも「いろいろ」です。今日は「液体のり有能説」について話していこうと思います。
液体のりががん治療に効果的!?
「液体のりの成分ががん治療に効果的だと発見」という記事を見つけました。詳細はこのようなものです。
通常のBNCTでは、効果を発揮するホウ素化合物ボロノフェニルアラニン(BPA)ががん細胞から排出されやすいのが課題とされていました。
研究チームはBPAに液体のりの成分ポリビニルアルコール(PVA)を結合させたPVA-BPAを作成したところ、この物質が細胞質でなくエンドソーム・リソソームとよばれる細胞内小器官内に取り込まれ、結果として細胞内に長時間滞留することを発見しました。そしてこの状態を作り出したマウスの皮下腫瘍モデルに熱中性子線を照射したところ、強力な抗腫瘍効果を発揮し、「ほぼ根治に近いレベル」まで腫瘍を破壊したとのこと。
液体のりの成分であるPVAについては、2019年5月にも科学誌Natureに造血幹細胞の増幅効果があるとする論文が掲載され話題となったばかり。こちらは東京大学や米スタンフォード大学などで構成されるチームによる研究で、マウスの造血幹細胞を培養する液体にPVAを使用することで、細胞の老化を抑制しつつ増幅する効果を発見したとする内容でした。
実験はマウスによるものですが、研究チームは特に小児の血液疾患において安全な造血幹細胞移植が可能になると述べていました。
なお、いずれの研究も液体のりを直接使ったのではなく、液体のりの主成分でもあるPVAという高分子材料を用いているのが重要なポイントです。PVAは生体適合性の高さから、多様な医薬品に添加物として利用されている物質であり、これらの研究もそれほど突飛な発想ではないかもしれません。
おそらくは研究を広く知らしめるため、研究チームがプレスリリースなどで"PVA"でなく"液体のり"というワードを使ったと考えられますが、その効果は研究と同じぐらいかそれ以上に絶大だったと言えそうです。
がん治療以外にも!
がん治療以外にも白血病治療の救世主にもなるのが液体のりです。これは結構前に発表されていました。
ポリビニルアルコール(PVA)という成分で培養したところ幹細胞が数百倍に増やせたと言います。さらにそれをマウスに移植したところ白血球もできたと確認されました。
液体のり最強では?
これらより、液体のりは医療にとても有効的だとわかりました。文房具として使うだけでなく、医療でも使える液体のりは最強ではないでしょうか?
まとめ
これが実用化されれば、とても凄いニュースになりそうですね!ここまで読んでくださった方ありがとうございました。